モラハラ離婚後のリーガルハラスメント。
名前は聞いたことがあったが
具体的にどういうモノかは、被害に遭うまでわからなかった。
わかるわけない。あんなもの。
被害者本人さえ気付かないまま、精神的に追い詰められ、鬱や自殺に追い込まれる事すらある恐ろしさ。
イジメやパワハラ被害に遭った事があれば想像出来るかもしれない。
デートDVや、ストーカー被害に遭った事があれば想像出来るかもしれない。
日々の生活の中で、言葉や態度でじわじわと追い詰められる被害。
これは想像するよりもずっと恐ろしく、苦しかった。
想像してみて下さい。
家の中で、ふんぞり返っている。
そして、
更に恐ろしい事に、彼らは被害者が必死で示した抵抗に、
大袈裟に芝居がかった被害者ぶりっこをしだすのだ。
更に更に恐ろしいのが、
「離婚後のリーガルハラスメントとしてそれが続けられる」のだ。
家裁は「離婚後の面会交流」を推奨している。
いや、
「強制している」と言っても決して過言ではない。
これは、身体的暴力をしていた元夫ですら、「子供に暴力を奮う確固たる証拠が無ければ」どしどし面会交流させられる。
父親側が面会交流を希望しなければ強制はされない。
でも父親が面会交流を希望さえすれば、
例えどんな父親であろうとも、
面会交流をする事に承諾させられる。
ただでさえ、出産前後に精神的DVを受けながら、ワンオペ育児をしてきて、
関係性の見直しを訴えても、無視、怒りの言動は増すばかりで、
生活費を取り上げられ、追い出されるように子連れで家を出て、
離婚には応じてもらえず、調停、裁判を経て、
やっと離婚に応じてもらえ、
必死で母子家庭の生活を確立しようとしている母親に、
「面会交流」を強要してくる元夫。
住所は秘匿手続き済みなのに、相手弁護士から封書が届く恐怖。
住所はとっくに調べ済みだったらしい。
以前アパートの玄関前に、大きな安全ピンが落ちていたり、大きなカッターの刃が落ちていたりした事があった。
元夫が落とした証拠なんてない。でも恐怖だ。
どんなに恐怖心を訴えても家裁は、
「でも父親の権利なのよ?」
「何かあったとしても過去の事でしょう?今は違うかもよ?」
「子供は父親と交流させるべき」
「皆やってる」
「それがルール」
「何故従わない?」
「何故自分の被害と面会交流を切り離して考えられない?」
「案ずるより産むが易しよ」
畳み掛けられ、離婚前の鬱状態が戻ってきた。
「…わかりました。」
私はしゃくりあげながら従うしかなかった。
「(泣くのが)落ち着くまでこの部屋にいて良いですよ。」 調停員達がアッサリした顔で言いながら部屋を出ていった。
相手方に会わずに済むよう、後から来て、先に帰る約束だった筈だが、もう何も考えられなかった。
同時に養育費の減額(算定表の上限だったが下限額へ)にも応じるしかなくなる様に調停は進められた。
私は面会交流への恐怖を訴え、母子の生活の安定と定形でない子供の発達の様子をみるべく待って欲しいと言い続けた結果、
家裁に罰せられたのだと思っている。